“ただ切る”から、“未来を育てる”剪定へ

“ただ切る”から、“未来を育てる”剪定へ
〜樹木医が考える、これからの剪定のあり方〜
樹木医として剪定をするということ
こんにちは、日本花木研究所の山口です。
当社では、“見た目を整える”だけではない、
木の健康と未来を見据えた剪定を大切にしています。
私は樹木医として、木の種類や生理、成長の特性を理解したうえで、
その木が「これからどう生きていくか」を考えながら、剪定の判断をしています。
剪定は、木のための“予防医療”のようなもの
例えば、強い剪定をすれば、一時的にスッキリしますが、
樹勢が弱ってしまい、数年後に枯れ込むリスクもあります。
逆に、必要な部分に適切に手を入れることで、
病害虫のリスクを減らし、風通しもよくなり、健全な成長が期待できます。
剪定とは、木の体調を整え、長く元気に生きていくためのケア。
それを意識して日々の作業に取り組んでいます。
気候変動や環境ストレスに、木もさらされている
近年は、猛暑・台風・病害虫など、
かつてよりも過酷な環境が木々を取り巻いています。
そんななかで、木がどう健康に生きていくかは、
実は人間の暮らしや景観にも大きく関わってきます。
だからこそ、私は“ただ形を整えるための剪定”ではなく、
その木にとって一番よい未来を見据えた手入れを心がけています。
木と人をつなぐ「剪定」の可能性
庭の木というのは、そこに暮らすご家族の思い出とも重なっていきます。
子どもの成長、季節の変化、家族の会話のそばに、いつも木がある。
そんな大切な木だからこそ、
一回の剪定が、その後の10年・20年の姿を左右する。
私たちは、そういう想いでハサミを入れています。
最後に
もし、
「最近木の元気がない気がする」
「どこを切っていいのかわからない」
「できるだけ自然に近い形で残したい」
そんなお悩みがあれば、どうぞご相談ください。
木の声を聞く剪定、未来を育てる剪定。
日本花木研究所は、そんな剪定を大切にしています。
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